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桥をつくり続ける会社の桥好き女子、
その名も「桥ガール」!
「桥好き女子」が胜手に桥の魅力を绍介しちゃう
プチプロジェクト。
『お桥见』のためなら日本全国、
いや世界の果てまでいってきまーす!

#20 カムイ?ニセイ桥

7月中旬 北海道が东京よりも暑い日が连日続いていた。そんなある日のお昼休み

かわさん
「暑い???暑すぎる???」
ひらさん
「夏ですね???夏と言えば、カレーが食べたいです」
かわさん
「夏だもんね???夏じゃなくてもひらさんは辛い物好きだった気がするけど???最近はダムカレーっていうのがあるらしいね」
ひらさん
「ダムカレー!近くにダムって、ありましたっけ?」
かわさん
「あったかな(スマホを见ながら)...あった、札幌市内にある豊平峡ダムにカレーが!」
ひらさん
「おお、美味しそうです~!」
かわさん
「ここは展望台からダムを眺めながら食べられるみたい!」
ひらさん
「ますます行ってみたいです???あれ?このダム、よく见ると桥がかかっています」
かわさん
「ダムに桥って、普通かかってるんだっけ?『豊平峡 ダム 桥』で検索っと!」
ひらさん
「検索の一番上にうちの会社の名前が???あ、この桥です!カムイ?ニセイ桥。」
かわさん
「豊平峡ダム、桥でまさか会社と関わりがあるとは!ちなみにこのダム、日本のダム百选にも选ばれてるんだって。红叶の写真がすごい綺丽???観光地なんだね」
ひらさん
「札幌市内だから、すぐ行けるみたいですよ!近くの定山渓温泉には行ったことありますけど???」
かわさん
「これは???今すぐ行ってみたいよね?」
ひらさん
「もちろんです、ダムを眺めながらカレーを食べたいです!でも???」
かわさん
「ここに、うちの会社で施工した桥があるんだよね?桥、が、ある???はし、がある???」
ひらさん
「えっ、もしかして、桥ガール???!?」
かわさん
「そういうこと!なっちゃいましょう桥ガール!したっけ、今からここに行ってハカセを呼んでみよう!」 (したっけ=北海道弁でそうしたら。)
ひらさん
「桥のこと、全然わかりませんけど???カレーのためなら行きます!」

今回は、北海道からこの二人がレポートをしてくれます。

左:ひらさん カレーが大好きな道産子桥ガール。フットワークが軽くて元気いっぱいな5年生。 右:かわさん ジンギスカンが大好きな道産子桥ガール。先輩として頑張りたい6年生。
ひらさん
「ダム周辺は环境保护のため特别区域に指定されているので、入口から无公害の电気バスに乗る必要があるのですね。」
かわさん
「电気バスが走っているなんて知らなかったなぁ~」
ひらさん
「近くにあるところほど、行かないって本当なんですね。」
ひらさん
「长いトンネルや断崖、滝を越えると???豊平峡ダム!」
かわさん
「そしてあれがカムイ?ニセイ桥!」

桥の概要

名称
カムイ?ニセイ桥
位置
北海道札幌市南区定山渓
形式
笔颁フィンバック箱桁桥
桥长
53.0m
支间长
43.0m
架设工法
張出し架设工法
竣工年
2008年
かわさん
「橋の名前はアイヌ語で神の絶壁という意味を持つ言葉なんだって!確かにすごい崖??? あっ、あの橋だったよね?なんだか変わった形。」
ひらさん
「それじゃあ、あの人呼んでもっと详しく、桥のことを説明してもらいましょう!せーのっ。」
ふたり
「ハカセ―!!」
ハカセ
「はーい」
ひらさん
「わぁ!呼んだら本当に来た???!ハカセ、ようこそ北海道へ!早速なんですけどこんなふうにダムに架ける桥ってあるんですか?」
ハカセ
「いきなり质问来ましたね。确かに非常に珍しいですね。もともと、この桥ができる前までは崖のすぐそばを通ってダムへ行っていたのですが、ダムが完成してから30年が経ったころ、崖に亀裂が生じ始め崩落の恐れが出てきたので、市民の声も取り入れた结果、新しく桥を施工することになったそうです。」
ひらさん
「観光客や、ダム関係者の方が安心して渡れるようにするために作られたんですね。」
かわさん
「それにしてもこの桥、いきなり左右にコンクリートの壁がドーンとあるんですが???」
ハカセ
「そう、そこがこの桥の大きな特徴です。构造形式にフィンバックとありますよね。これは『背びれ』の意味でこの壁のことを指していています。この桥を构成する重要な部材なんです。」
ひらさん
「ただの壁じゃないんですね。でも、なんでこんな形式の桥にしなきゃいけなかったんですか?」
ハカセ
「ダムのそばにある崖から离れた场所から桥を架ける必要があり、40m以上の支间が必要になりました。普通の桥だったら2.5尘くらいの桁高になるでしょうかね。でも桥桁の一部がダム湖の水位以下になってはいけないので桁高を低くする必要がありました。このフィンバック形式だと桁からとびだしたフィンの中に笔颁钢材を配置することでプレストレスを効率よく伝えられるので、桁高を低くすることができるんですよ。」
かわさん
「なるほど。だけどこのフィンは、桥のこちら侧だけ高くてダム侧のあちらに行くとだんだん低くなってますよ。これも何か意味あるんでしょうか?」
ハカセ
「するどいですね。ダムはもともと桥を架けることなんて想定していないから、そもそも桥からの荷重をダムに负担させることはできないんです。それで片持ち构造にしてこちら侧だけで桥全体を支える必要がありました。それで支えているこちら侧だけフィンが高いんです。だからこの桥、実はダムとはつながっていません。」
ひらさん
「えーーー!? 桥なのにつながってないんですか!?
ハカセ
「もちろん隙间は塞いでますけどね。向こうに行ってみると分かりますよ。」
かわさん
「片方で支えるだけだと倾いたりしないんですか!?」
ハカセ
「それは大丈夫ですよ。図面を见ると分かりますが、フィンバック构造で支えた桥桁全体をアンカーで岩盘に固定してるんですよ。」
かわさん
「あ、ほんとうだ。いろいろな仕组みで桥が成り立っているんですね。」
ひらさん
「ハカセ、そういえばここだけ色が违うところがありますよ。后から付けたみたい???え、もしかして、失败????」
ハカセ
「これはさっき言ったフィンの中に配置された笔颁钢材を紧张して后埋めしたものです。最后にコンクリートで盖をしたので色が変わっていたんですよ。以前の あゆみ桥 でもありましたよね。」
かわさん
「私も気づいてたんですけど、失败した直しかと思って黙ってました。失败じゃなくて安心しました。」
ひらさん
「ところで桥のこの壁、上に広がるように倾いていますけど、どうしてですか?」
ハカセ
「この倾きは通行する人に圧迫感を与えないようにするため、あえて上に10°広げているそうです。」
ひらさん
「へぇ、倾けることで、开放感をだしているんですね!」
かわさん
「でも桥のすぐ下はダム湖で、一体どうやって作っていったんですか?」
ハカセ
「柱頭部のところは支保工架設で施工して、そこから先は架設桁併用による張出し架设工法を採用しました。これが張出し架設のときの写真です。本体の橋をつくるための設備を支えるために、一時的に架設桁をダムまで張り渡しているんです。」
ひらさん
「桥の上にさらに桥が架かってるみたいで、つくるときの方が复雑な感じなんですね。それで、途中から作り方が违うからコンクリートの雰囲気が変わっているんですね。この『○』も、大きさが违いますよ。」
ハカセ
「よく気づきましたね。型枠を固定する部品を后埋めした跡です。柱头部は木製、张出し部は钢製と架设方法により异なった型枠を使ったので后埋め処理の形も违うんですよ。でもフィンの部分のコンクリート表面の筋が通っているのは分かりました?」
かわさん
「ほんとうだ!」
ハカセ
「使う型枠は异なっていても筋を通すことで、できるだけ见た目の一体感を出すように工夫しています。こういうところは职人技ですね。」
ひらさん
「実は芸が细かいんですね。もっとアバウトだと思ってました。」
ハカセ
「では桥を渡って先へ进みましょう。」
ひらさん
「もうすぐダムですね。」
ハカセ
「ここが桥とダムの间です。上に伸缩装置の板が乗っかっていますが、桥はダムとはつながっていないのがわかりますよ。」
かわさん
「うわっ!横から见るとすき间がはっきりとわかりますよ!くっついていないから、落ちたりしないか心配になりますが???」
ハカセ
「この桥は车の走行がほとんどないですから 群集荷重 という人が乗った重さで设计しています。でも、桥は満员电车并にびっしりと人が乗ってさらその2.5倍もの重さががかかっても落桥しないように设计されてますので大丈夫ですよ。
ひらさん
「満员电车状态でさらに肩车や组み体操しても大丈夫ってことですね。ところで、この覆いかぶさっている鉄の板って、ずれたりしないんですか?」
ハカセ
「すき间の幅によって伸缩する仕组みになっています、动くとしたら桥のコンクリートのほうが动きます」
ひらさん
「えっ!?桥って动くんですか?」
ハカセ
「コンクリートの性质上ながーい时间をかけて乾燥して缩むんですよ。それに、暑いときは伸びますし、寒いときは缩みます。」
かわさん
「知らなかった。コンクリートって温度で伸び缩みするんだ。でもぶつかったり、すき间が大きくなって板がはずれたりしないんですか?」
ハカセ
「施工する前にすべて计算されていますから大丈夫です、次は上から、展望台のほうからお桥见しましょう。」
かわさん
「あっ!ひらさん、ダムカレー!!」
ひらさん
「桥のことで、すっかり忘れてました!!」
かわさん
「9月下旬オープン?あれ???もしかして???(この日は7月20日)」
ひらさん
「そんな???レストランがやってないなんて???嘘だっ!!
かわさん
「ちょ、ちょっと待ってーーー!」
坂道をやけになって走るひらさん
かわさん
「はぁ、いきなり走るから、びっくりだよ。」
ひらさん
「わぁ!かわせんぱい、ここ、すごい景色ですよ、ベスポジってやつですね!!」
かわさん
「いつの间にこんなに登っていたんだね!」
ハカセ
「红叶の季节は、もっと綺丽なんでしょうねぇ。」
ひらさん
「この景色が见られて、大満足です。」
かわさん
「そろそろ帰りのバスの时间ですよ。」
ハカセ
「そういえば、ダムカードって知っていますか?」
かわさん
「ブギウギ専务(※地元のテレビ番组)が集めていたのを见たことがあります。」
ひらさん
「実物は私も见たことがないです。」
ハカセ
「运転手さんに闻いたら、向こうの资料馆で配っているらしいんですよ。せっかくだし、见たいなぁ。」
かわさん
「でも今から取りに行ったら、次のバスが来るのは???」
ひらさん
「走ります!!急げばまだ间に合いますよかわせんぱい!!」
かわさん
「ええ、また走るのーーー!?」
ひらさん
「な、なんとかダムカード、ゲットできましたね!」
かわさん
「もう间に合わないかと思った???バス间に合ってよかった???」
ひらさん
「走ったら、すっかりお腹空いてきました???やっぱり、カレー食べたいです???」
かわさん
「豊平峡温泉だったら、インドカレーがあったのにねぇ。」
ひらさん
「豊平峡温泉と言えばインドカレーですもんね!札幌市民の常识ですよ!」
ハカセ
「来る途中にありましたよ、豊平峡温泉。のぼりもありましたし???」
かわさん
「ダムと温泉、近くだったんですね。今の今まで気づいていませんでした???」
ひらさん
「ここはインドカレーを食べないと! すぐ行きましょう!」
かわさん
「おぉ、メニューがいっぱいだね。どれにしようかなあ。」
ひらさん
「ほんと悩みますね???ハッ!!かわせんぱい!これにしましょう!豊平峡スペシャル!!」
かわさん
「わゎ!なまらでっかいね!食べきれるかな???」 (なまら=ものすごくの意味。人によって「なんまら」「なんま」など発音に違いが。)
ひらさん
「いけますって!!腹ぺこですもん!ハカセもご一绪にいかがですか?豊平峡スペシャル。」
ハカセ
「い、いえ私は远虑しておきます。(汗)」
ひらさん
「念愿の、カレーです!!」
かわさん
「このナン颜よりも大きい!!」
ひらさん
「じゃあ早速、温かいうちに。」
ふたり
「いただきまーす!!」
完食!!
ひらさん
「う゛ぅ゛???さすがに多かったですね。」
かわさん
「くっ、苦しい???でも美味しかった。」
ハカセ
「よく食べきれましたね。カレーも食べたことですし、そろそろ帰りましょうか。」
かわさん
「ハカセ、北海道まで来てくれてありがとうございました!!」
ひらさん
「ぜひまたお桥见させてくださいね!」
ふたり
「それじゃあ、したっけね~!」 (したっけ=別れ際の挨拶にもなる。)

ひらさんの絵日记

2017年7月20日 行った場所:カムイ?ニセイ桥

「片腕でダムと人をつなぐ
力持ちな桥でした。」

  • ひらさん

―つづく

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